Yチェアなどのペーパーコード 椅子 張り替え 修理 クリーニング

paper cord

張り替えができない椅子があります

残念ながら、張り替えが出来ない椅子があります。
ペーパーコードを張る時に、フレームには大きな力がかかります。その力に耐えられない椅子があります。
主にジェネリックとして販売されている椅子に関しましては、フレームの強度に関して不安があり、張っている最中に折れたり歪んだりする可能性があります。もしそのようなことがあった場合、責任をとることが出来ません。
以下に該当する椅子につきましては、申し訳ありませんが、お買い求めの販売店にご依頼ください。

見分け方  Y chairの場合

特徴1:座面裏側のメーカー名が記されたシールがありますか?

剥がれた跡も無く、シールが無い場合は、たいていの場合、疑った方がいいです。ファッションブランドの模倣品は偽のブランド名を付けて販売されていますが、家具の場合、あえてブランド名を付けていません。
シールが剥がれてしまった場合もありますので、その他の見極めポイントを参考にしてください。


特徴2:Yが積層材ですか?

本物は3層に積層された部品です。それは、ひねって組立てることを前提に考え抜かれた構造で、無垢材で作った物よりも強度があります。無垢だから良いという物ではありません。


特徴3:アームに繫ぎ目がありますか?

アームに継ぎ目がある物は間違いなく本物ではありませんが、継ぎ目のない曲げ木で作られたコピーもあります。


特徴4:後脚のカーブは美しいカーブを描いていますか?

どちらが本物かわかりますか? 答えは左が本物です。右は、カーブがもったりしています。ただ、30年くらい前の本物のY chairは、今ほど機械化された工場で生産されていなかったため、若干の形状の誤差があります。おそらく、いちばんコピーしにくい部分ではないでしょうか。